対人関係改善に、岡田斗司夫の4タイプ分類

投稿者: | 2015年7月1日

 

対人関係やコミュニケーションは、身近であるがゆえに悩ましい問題です。

トラブルになっているときは、自分と他者の違いを認識できていないことが多々あります。

違いを認識するとは言っても、具体的にどうしたらよいか難しいですよね。

自分と他者の違いを認識するツールとして、いろいろな「タイプ分け」が提案されています。

今回は、前回取り上げた「類人猿分類」の補足をして、それから、新たな「4タイプ分類」をご紹介します。

 

シンプルで導入しやすい「類人猿分類」

前回のブログでは、「ガイアの夜明け」で登場した「類人猿分類」を取り上げました。

武永隆の脳ブログ「類人猿分類でコミュニケーションをステップアップ」

この「類人猿分類」のメリットは、

a)診断テストが簡単
b)タイプの名前がチンパンジーやオランウータンなど類人猿から採られていて、親しみやすい

という2点から、導入しやすいことにあります。

診断テストが簡単というのは、もっともシンプルには、以下の2軸で分けるだけ。

1)感情を表に出すタイプ or そうでないタイプ
2)物事を追求したり成果を上げるタイプ or 安定・安心を維持するタイプ

 

もう少しちゃんと分けると、以下の設問に2択か4択で選びます。

問1 あなたは自分の感情を、
問2 あなたが望むのは、
問3 あなたが得意なのは、
問4 自分のよくないところは、
問5 次の4つのうち、あなたが一番大事にしているものはなんですか?

設問が5つありますが、基本的には上記の2軸が基本路線であることに変わりはありません。

類人猿診断 in 夜間飛行

 

診断が簡単であることの裏返しとして、判定結果の流動性が考えられます。

いつ選んでもガッチリ変わらない人は問題ないのですが、判断が微妙だと診断するときによって判定結果が変わってしまうことになります。

 

手間だけど精度の高い「岡田斗司夫の4タイプ分類」

そこで、今回ご紹介するのが「岡田斗司夫の4タイプ分類」です。

岡田斗司夫さんは、「オタキング」とか「レコーディング・ダイエット」というと、おわかりの方もおられますよね?

タイプ分けが2軸で表現されて、4つのタイプに分けられるという点では「類人猿分類」と同じです。

ここでの2軸は、具体的/抽象的 と 外交的/内向的。

その2軸で分けられる「4タイプ」は

司令型 ・ 法則型 ・ 理想型 ・ 注目型

zahyo

それぞれのタイプについては、こちら↓を参照ください。

社会生物本能の4タイプ

 

「類人猿分類」は5問でしたが、この「4タイプ」では、まず15問、続いて12問に回答します。

実際に取り組めば、あっという間ですが、類人猿分類の後ですと、「え!まだ?」と思ってしまうかもしれませんね(笑)

この設問の多さがタイプ診断の精度につながります。

 

また、それぞれの設問は2択ですが、「どちらともいえない」を中心として5段階で選択できるのも、診断精度の向上に寄与します。

 

この「4タイプ」には、2つの法則があって、タイプ間の対応が具体的でわかりやすいのも特徴。

 

まず、「優位劣位の法則」。

2軸のグラフ内で右回りと左回りで隣接するタイプの間が優位/劣位を関係付けます。

supinf

 

それから、「対角線の法則」。

2軸のグラフで対角線に位置するタイプ間が良好な関係にあるとされます。

diagonal

 

ご興味のある方、以下のサイトで試してみてください!

4タイプ判定テスト

詳しくは、こちら↓をご参考ください。

4タイプとは?

 

タイプ分けツールから、オリジナルなタイプ分けへ

もちろん、人を4つのタイプに分けられるというワケではありません。

人なんて千差万別、というか、それ以上に、それぞれ違いますよね。

自分が不調だったり、感情的になったりしたときほど脳の思考回路が単調化し、本来当たり前であるはずの、「人それぞれ」や「十人十色」が意識できなくなるもの。

自分と他者の違いを認識する習慣が普段から身に付いていると、いつでも冷静に対応できるようになります。

成績のよい営業マンの方は、自然と、もしくは意図的にそれが身に付いているのですね。

その意識付けには、まずは既存の診断ツールによるタイプ分けから入ってみるとよいでしょう。

自分のタイプを知って、他の人のタイプを推定して、タイプに合わせた対応を考えるわけです。

そうしているうちに、自分なりの、オリジナルなタイプ分けができるようになります。

そして、気付いたら、対人関係の構築がうまくなって、仕事もうまく回っているはずなのです。

 

(了)

 

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